古事記等から考える古代都市伝説と日本人のルーツ

古事記等の神話と最新の考古学やDNA解析等を比較検証し、「これは史実では?」と思える様な古代都市伝説を発掘し、日本人のルーツを探ることを目的としております。

黄泉国?

愛する伊邪那美命を失って悲しみに暮れる
伊弉諾尊は、亡き伊邪那美命に会いに行く
ことにしました。


会いに行く場所は、「黄泉国(よもつくに)」。
(または、「よみのくに」とも呼びます。)


伊弉諾尊は、伊邪那美命に「地上に帰って、また
一緒に暮らそうよ(まぐあおうよ)。」と誘いますが。
伊邪那美命は「もう、黄泉国の食べ物を食べちゃった
ので帰れません。でも、せっかく貴方が会いに来て
呉れたのだから、ダメ元で、黄泉神に地上に帰らせて
もらえ無いか相談してみます。
但し、
相談している間は、決して扉を開いて私の姿を見ては、
成りませぬ。」と言って、会議室の様な部屋に入って
行きました。


しかし、
現代と同じで、この会議が長ぇこと長ぇこと。。


遂に、伊弉諾尊は我慢できなくなって、会議室の
扉を薄ーく開いて、中を除き見ちゃいました。
すると、
全身、蛆虫だらけの恐ろしい伊邪那美命の姿を、
そこに見たのでした。。


「何じゃコリャー!!」と叫んで、
伊弉諾尊は、地上に向かって逃げ出したのでした。
(男として酷え奴だ!)


怒った伊邪那美命は、「許さん!」と、
現在のゴキブリとか鼠みたいな邪悪なモノの大群に、
まず伊弉諾尊を追わせます。


伊弉諾尊は、身に付けていた簪(かんざし)とかを
投げ捨てながら必死に逃げます。
(流石は神様で、こうして捨てたものが美味しい筍に
成ったりして、それを邪悪なモノ達が食べている間に、
差を開いて逃げて行きます。)


漸く、地上に戻れる「黄泉平坂(よもつひらさか)」まで
辿り着き、後ろを振り返ると、何と!


BOSS=伊邪那美命が追いかけて来てるでは在りませんか!


現代のハリウッド映画ばりに、もう伊邪那美命に捕まるという
瞬間に、伊弉諾尊は地上に逃げ切り、この世(また解説する
「葦原の中つ国」)と、あの世(黄泉国)を別つ出入口に
大きな岩で蓋をしました。


すると、怒りの納まらない(当然だ!)伊邪那美命は、
「お前の国の民を1日千人、殺してやる!」と絶叫しました。
対して、
伊弉諾尊は、「だったら俺は、1日千5百人、産むよ。」
応えました。


こうして、現生人類(ホモ・サピエンス)が登場してから、
約20万年。
21世紀に地球上の人口は、80億人に達しました。


信じるか信じないかは貴方次第です。。


PS
都市伝説では有りませんが。
私は、黄泉国は「秋吉台」のことだと予測しています。
実際、秋吉台の入口は分かっているものの、出口は
未だに発見されていない様です。
秋吉台の出口が、出雲(現在の島根県)で発見される
ことを期待しています(笑)。