古事記等から考える古代都市伝説と日本人のルーツ

古事記等の神話と最新の考古学やDNA解析等を比較検証し、「これは史実では?」と思える様な古代都市伝説を発掘し、日本人のルーツを探ることを目的としております。

須佐之男命

または、素戔嗚尊(読みは同じ「スサノオノミコト」)。


次なる主役を産んだ、伊弉諾尊は、3姉弟に次の様に
命じます(現代で言ふパワハラ親父)。


長女の天照大御神(アマテラスオオミカミ)には、
高天原(たかあまはら=現代で言う天国)を統治せよ。」


次女の月読命(ツクヨミノミコト)には、
夜之食国(よるのおすくに)を統治せよ。」


そして、三男(長男)の須佐之男命には、
「お前は、海洋を統治せよ。」と。


ところが。


この須佐之男命は、困ったことに、産まれた時から
「グレ」ていて。。
いい大人になっても、まるで生活被保護者の様に、
全く仕事をしません。。


怒った偉大なる父「伊弉諾尊」は、
「お前は何で何にもしないんだ?!」と詰め寄ります。
(結局、パワハラ親父。。)


すると、須佐之男命は、
「おいらは、根之堅洲国(ねのかたすくに)で、
母ちゃんと一緒に暮らしたい!」と、駄々を捏ねた
ので在りました。


更に、怒った父=伊弉諾尊は、
「お前なんか勘当だ!」と言い放ち、
葦原之中津国(あしはらのなかつくに)
追放したので在りました。


しかし、ここから須佐之男命が大暴れすることに
成ります。
次回(?)に、ご期待ください。


PS
国防研究する際に、私は、
「ランドパワー」「シーパワー」か?という
点に着目します。
ランドパワーとは、今だと「露西亜人」と言えば、
分かるでしょう(他にも、仏蘭西人や中国人)?
シーパワーとは、七つの海を制覇した
英吉利(イギリス)人のことです。
(現在では、亜米利加人。海軍と海兵隊は滅茶苦茶に
強い一方、陸軍は割と弱いと言われています。)


ところが、日本人だけは、唯一この
「ランドパワー」と「シーパワー」が高いレベルで
バランスした民族なのです?
(徳川家康も居れば、村上海軍も在り。
日露戦争では、朝鮮半島の根元まで南下して来た
露西亜軍を、旧帝国陸軍は、現在の中露国境まで、
押し戻し。
旧帝国海軍は、日本海海戦で大勝利を納めました。)


これは、信じるか信じないかでは無く「史実」です。


ここでの主題である「日本人のルーツ探し」は、
今後に譲るとして、今回の、まとめをしたいと
思います。


前回の様に、本来、「ス(大地)サノオノミコト」
なのに(ランドパワーなのに)。
海を統治(シーパワー)することを命じた
伊弉諾尊が全部、悪い!
そりゃ子供は、グレるか引き籠るかしますは。。
(今後も、古事記では「ランドパワー」と
「シーパワー」の鬩(せめ)ぎ合いが語られます。斯ふ、ご期待。)