古事記等から考える古代都市伝説と日本人のルーツ

古事記等の神話と最新の考古学やDNA解析等を比較検証し、「これは史実では?」と思える様な古代都市伝説を発掘し、日本人のルーツを探ることを目的としております。

次代のスター誕生

さて、命からがら(お前が悪い!)生還した、
伊弉諾尊ですが、ゴキブリやら鼠やら、最後は、
蛆虫の大群が姿どった伊邪那美命に追われて、
体中が気持ち悪くて仕方ありません。


(現代だと)シャワーを浴びようという感じで、
ある池にドッポンして、禊ぐ(みそぐ)こと
(体を清めること)にしました。


流石は神様で、服を脱いだり体を洗っていると
次々と、新しい神様が産まれます。


そして、
左目を洗った時に産まれたのが、
天照大御神(あまてらすおおみかみ)


右目を洗った時に産まれたのが、
月読命(つくよみのみこと)


鼻を洗った時に産まれたのが、
建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)


特に、天照大御神と須佐之男命の騒動が、
これからの物語の主題となります。


ところで、都市伝説では無いですが。
最近、「古事記には天照大御神は太陽神なんて、
一言も書いてないから、太陽神とするのは誤りだ。」
という説が流れているそうです。
私からすると、失礼ですが、ちょっと浅はかです。
というのは。


「てらす」の「テ」は、明るい又は光を古代倭語では、
意味していたであろうと思われ。
(現在でも、照(て)らす、てんてる坊主など。)
「よみ」の「ヨ」は、暗い又は闇を意味していたで
あろうと思われ。
(現在でも、夜(よる)、宵(よい)など。)
「すさ」の「ス」は、大地、転じて家を意味して
いたであろうと考えるからです。
(現在でも、洲(す)、巣(す)、住(す)まい等。)


また、太陽は「カ」が意味していたのでは?と考えて
おります。
(かかあ、かあさん、又は現在でも「二日」は「ふつか」
と発音します。)
(鋭い方は、お気付きの通り、この3姉弟で、
み」と命名されたのは、天照大御神のみです。)
また、倭国の「ワ」は、「私」を意味していたであろうと
考えています。
(と言うか、現在でも青森弁の私は「ワ」です。)
(恐らく古代、大陸から日本列島に上陸した人から
「この国は何という国ですか?」と聞かれて、
縄文時代の先祖が「ワの国や!」と答えたことから、
「倭国」と呼ばれる様になったのだと思います。)


信じるか信じないかは貴方次第です。


PS
ところで、ある科学TV番組で、
「遺伝子操作に拠り、将来、男も子供を産める様になる。
と紹介されていました。
私は、そんな時代は来て欲しくないと思って居ますが。
もし実現したら、古事記は、それすら予言していたことに
なり、完全に都市伝説と成る訳です。

黄泉国?

愛する伊邪那美命を失って悲しみに暮れる
伊弉諾尊は、亡き伊邪那美命に会いに行く
ことにしました。


会いに行く場所は、「黄泉国(よもつくに)」。
(または、「よみのくに」とも呼びます。)


伊弉諾尊は、伊邪那美命に「地上に帰って、また
一緒に暮らそうよ(まぐあおうよ)。」と誘いますが。
伊邪那美命は「もう、黄泉国の食べ物を食べちゃった
ので帰れません。でも、せっかく貴方が会いに来て
呉れたのだから、ダメ元で、黄泉神に地上に帰らせて
もらえ無いか相談してみます。
但し、
相談している間は、決して扉を開いて私の姿を見ては、
成りませぬ。」と言って、会議室の様な部屋に入って
行きました。


しかし、
現代と同じで、この会議が長ぇこと長ぇこと。。


遂に、伊弉諾尊は我慢できなくなって、会議室の
扉を薄ーく開いて、中を除き見ちゃいました。
すると、
全身、蛆虫だらけの恐ろしい伊邪那美命の姿を、
そこに見たのでした。。


「何じゃコリャー!!」と叫んで、
伊弉諾尊は、地上に向かって逃げ出したのでした。
(男として酷え奴だ!)


怒った伊邪那美命は、「許さん!」と、
現在のゴキブリとか鼠みたいな邪悪なモノの大群に、
まず伊弉諾尊を追わせます。


伊弉諾尊は、身に付けていた簪(かんざし)とかを
投げ捨てながら必死に逃げます。
(流石は神様で、こうして捨てたものが美味しい筍に
成ったりして、それを邪悪なモノ達が食べている間に、
差を開いて逃げて行きます。)


漸く、地上に戻れる「黄泉平坂(よもつひらさか)」まで
辿り着き、後ろを振り返ると、何と!


BOSS=伊邪那美命が追いかけて来てるでは在りませんか!


現代のハリウッド映画ばりに、もう伊邪那美命に捕まるという
瞬間に、伊弉諾尊は地上に逃げ切り、この世(また解説する
「葦原の中つ国」)と、あの世(黄泉国)を別つ出入口に
大きな岩で蓋をしました。


すると、怒りの納まらない(当然だ!)伊邪那美命は、
「お前の国の民を1日千人、殺してやる!」と絶叫しました。
対して、
伊弉諾尊は、「だったら俺は、1日千5百人、産むよ。」
応えました。


こうして、現生人類(ホモ・サピエンス)が登場してから、
約20万年。
21世紀に地球上の人口は、80億人に達しました。


信じるか信じないかは貴方次第です。。


PS
都市伝説では有りませんが。
私は、黄泉国は「秋吉台」のことだと予測しています。
実際、秋吉台の入口は分かっているものの、出口は
未だに発見されていない様です。
秋吉台の出口が、出雲(現在の島根県)で発見される
ことを期待しています(笑)。

伊弉諾尊と伊邪那美命

伊邪那美命は「イザナミいのち」では無く、
「いざなみのみこと」と読みます。


さて、この倭人最初の夫婦は、まだドロドロ状態の地球に、
天之沼矛(アメのヌホコ)を、ぶっさして引き抜き、
滴った泥から地球上最初(?)の島である。


オノゴロ島
(このオノゴロ島は、淡路島の南に在る
沼島が有力とされています。)


を誕生させます。


そして、夫婦は、この島に降り立ちます。


更に、
(伊弉諾)「僕には出来過ぎちゃった所があって(恥)。。」
(伊邪那美)「私には出来足らない部分があって(恥)。。」
と言い合い。


「だったら、この柱を互いに逆回転で回って出会った所で、
交(まぐ)わおう(=現代語ではS〇Xしよう)!」となり、
二人(神)は、まぐわったのでした。


しかし、最初に生まれて来た子達は、みんなフニャフニャで、
次々と死んで行っちゃいました。


困った二人(神)は、最初の天津神達に相談に行くことにしました。
続く。。


PS
それにしても、古代の先祖達は、どうやって出来たばかりの地球は、
溶岩でドロドロ状態だったと知ることが出来たのか?
謎は深まるばかりです。信じるか信じないかは貴方次第です。